ポケモン剣盾 [S25構築記事] 置物ヌケニンイベルタル (最終740位 レート1840)
TN:P
こんにちは。
ぴっぴと申します。 竜王戦環境で初めて最終3桁順位をとることができたので記念に記事を書きたいと思います。
記事を書くのは初めてなので慣れていませんが読んでいただけると嬉しいです。
[構築経緯]
ダイマックス時の超火力や挑発によりカバルドン、ラグラージのステロあくび展開を封じることができる点に魅力を感じ、イベルタルを軸に構築を考えました。
1.イベルタルを使う上で必ずしなければいけないのがザシアン対策です。ザシアンとよく組まれるラプラス、サンダーにもイベルタルは不利であることから現環境のラプラス+ザシアンを1匹で完封することができるヌケニンを採用しました。
2.イベルタル+ヌケニンではサンダーが重いので禁伝を含む多くの特殊アタッカーを止めることができるラッキーを採用しました。
3.ヌケニンやラッキーで受けているだけでは勝てないのでザシアンやサンダーを上から処理することができるスカーフヒヒダルマを採用しました。
4.イベルタル、ヌケニン、ラッキー、ヒヒダルマではエースバーンが重いと感じたことや、先発に挑発を打たれにくいステロ要因が欲しかったことから襷ランドロスを採用しました。
5.基本的にランドロスかイベルタルを初手に投げようと思っていたのでマンムーが重いです。そこで交換先にも大きな負荷をかけることができる鉢巻水ウーラオスを採用しました。これで構築が完成しました。
[コンセプト]
[個体紹介]
本構築の禁伝枠。
シーズン中に物理型、控えめC特化熱風持ちなど色々な型を使ってみたがどれも納得いかず悩んでいた。しかし、この技構成は特殊イベルタルの結論なのではないかと思えるほど使用感が良かった。
環境にいる特殊珠イベルタルの技構成は悪の波動、デスウイング、熱風or不意打ち+挑発or羽休めといったように、3ウェポン+ダイウォール媒体という構成が多かった。
自分も初めはザシアンへの打点として熱風を入れるか色々役立ちそうな不意打ちを入れるか迷っていたが、挑発+羽休めがあればダイマせずにラッキーを破壊できたり、相手のダイマを羽休めで枯らしたりすることができ、立ち回りに幅を持たせることができた。
多くの人が台パンしたであろう歌うラッキーを挑発と羽休めで詰ませて降参させたときはとても気持ちよくなっていた。
この型だとザシアンに何もできないため、ザシアン軸にはほとんど投げなかった。
先発要員。
挑発を打たれにくいステロ要因としてとても良い働きをしてくれた。ステロを撒いておくことによってイベルタルのダイアークでワンパンできる範囲が増えたり、ダイマの打ち合いでも有利に働くことが多かった。
相手視点、初手に来るランドロスは初手ダイマも警戒しなければいけないので相手が襷ランドロスに対して初手ダイマしてくるときもあった。襷で相手のダイマターンを2ターン消費させられるので、裏からダイマイベルタルを通して楽に勝つことができた。
初手に相手の珠サンダーとランドロスが対面したとき、相手はラッキーを警戒してダイマを切らず、全員チンパン暴風を打ってきた。そこに岩石封じを入れて対面処理できることも多かった。ちなみに暴風は1回も当たらなかった。
性格は岩石封じで最速ザシアンを抜くために陽気のほうが良かったと感じた。また、自爆は役に立ったことがなかったので相手の初手ダイマを1匹でいなせるように堪えるにした方が強そうだと記事を書きながら思った。
ダイマしなくても強い枠その1。
速くて火力、技範囲も優秀。イベルタルでの処理が面倒なザシアン、サンダー、ムゲンダイナなどを上から倒すことができる。イベルタルいるのに初手によくウーラオスを投げられたのは多分こいつのせい。つららおとしを外して負けたのは1回だけだったので許す。かなり活躍してくれた。
ダイマしなくても強い枠その2。
マンムーやヒヒダルマ、イベルタル+ヌケニンを使っていて最もきつかったバンギラスなどの対策になった。選出画面ではこいつが襷に見えていたはずなのでランドロスの襷を警戒されることもなかった。サンダーに弱いこと以外は完璧だと思った。
置物。構築の守り神的存在。
最強の選出圧力を持つ蝉の抜け殻。選出画面にいるだけで相手はヌケニンに厚い選出をしてくる。イベルタル対策のマリルリやカプ・コケコなどはヌケニンに打点がないので選出されないこともあった。バンギラスを後投げされたときゴーグルで砂を無効化し、鬼火を入れた後殺されたがイベルタルの羽休めで詰ませることができたのでゴーグルで正解だった。
相手の水ウーラオスにヌケニン交換一点読みで燕返しを食らったときはあっさり負けた。このようにヌケニン後投げは安定択過ぎて読まれまくるので基本的に選出しない方が良い。
特殊受けのピンクハゲなすび。
S25は歌うラッキーが大量発生し、イライラしていた人が多かっただろう。自分もシーズン中盤まで歌うを採用していたが、こちらの交換先に負荷がかかる物理ポケモンの後投げに対して歌うを外した場合かなり不利な状況になることがわかり、甘えるを採用した。すると鉢巻ウーラオス以外の物理アタッカーをラッキーで受けれるようになった。竜舞日食ネクロズマなども詰ませることができるので色々な構築で活躍できると思う。
[選出について]
ほとんどの試合で初手にランドロスを投げていた。氷ポケモンと対面しても襷を盾に突っ込めるのが強かった。また、シーズン終盤はマッチングのほとんどがイベル軸と日ネク軸だったのでそれ以外の軸に対しての選出は試行回数が少なくあまり信用できないかもしれないが書いておく。
VSザシアン軸 ランド+ダルマ+イベルorウーラオス
相手のザシアンorサンダーを初手対面で処理できた試合が多かったのでかなり勝てた。ラプラスはどうせ出てこないのでケアしなくて良い。実際1度も出されなかった。初手はザシアンでもサンダーでも岩封を押していた。ランドと対面したザシアン、大体突っ込んでくる。勝率7割ほど。
VSイベルタル軸 ランド+イベル+ダルマ
ランドでステロを撒いてダイマイベルタルを通す。イベルタル軸は基本的にイベルタルを受け切れるポケモンがいないのでランドが仕事すれば勝てる。攻め寄りから受けループなど色々な構築と当たったが全勝した。勝率10割。
VS日食ネクロズマ軸 イベルタル+ラッキー+水ラオスorランドロス
日ネクのダイマックスは甘えるラッキーで受けきることができた。鉢巻水ラオスの通りも良くかなり勝てた。マリルリ入りにヌケニンを投げた試合はマリルリが出てこず負けた。イベル日ネク対面は常に弱保を警戒して動いた。勝率8割ほど。
VSカイオーガ軸 ランド+イベル+ラッキー
1回しか当たらなかった。初手のミミッキュを岩封+地震で処理した後即降参されたので試合データがほぼ0に等しい。ヌケニンラッキーでオーガにはかなり厚いのでそれなりに戦えるとは思っている。1回しか当たってないので勝率10割。
VS白バドレックス軸 ランド+イベル+ヌケニン
ランドロスでステロを撒ければかなり楽。ヌケニンが死んだ後にトリルされたりチョッキ白バドを出されると負け。白バドランド対面はヌケニン読みで釣り交換されるので突っ込む。勝率は5割ほど。負けた試合は白バドが多かった気がする。
VSホウオウ軸 ランド+イベル+水ラオスorダルマ
2回ほどしか当たっていないが3桁チャレンジでホウオウにダルマがつららを外して負けた。勝率は5割。自分の構築的にはホウオウ軸を崩す手段が多いはずなので有利だと思っている。
VSムゲンダイナ軸 ダルマ+イベル+他から1体
ダイナ軸は基本初手にダイナがくるのでダルマを投げて引かせ、イベルタルでダイジェットを積む。1回しか当たらなかった上に、スカーフダイナだったためダルマが上から焼かれた。放射で拘ってくれたのでイベルタルのデスウイングで適当に削ってからダイマで全て破壊した。有利かどうかはわからなかった。1回しか当たってないので勝率10割。
VSゼルネアス軸 ヌケニンorラッキー+誰か
ヌケニンorラッキー死んだらオワオワリ。無理。1度も当たらなかったので良かった。
VS上記以外の軸
基本的にランド+イベル+他から1体で対応できるはず。
[おわりに]
S24ではイベルタル軸でレート1862まで上げた後、最終日に鬼の連敗をして最終1700位くらいの微妙な結果に終わってしまいました。その悔しさから絶対イベルタルで3桁に乗せたいと思いがんばりました。この構築ができてからの勝率は7割ほどあったのでもっと上にいけるとも思いましたが29日~31日の間、朝からバイトがあったためあまり潜る時間を確保できなかったのが残念です。2月からとんでもないルールが始まるようなので今のうちに楽しんでおきたいですね。ここまで読んでいただきありがとうございます。S25、お疲れ様でした。